エンジョイ日本史9   平治の乱③

義朝のクーデターが成功したかに見えた矢先。


京では暗闇の中で

静かに清盛の帰りを待つ人たちがいました

 

 

それは

義朝にクーデターの話を持ちかけた貴族達です

 

彼らにとって政敵である藤原信西が打ち取られた今

粗暴な義朝は

むしろ彼らにとって邪魔者になっていました。

 


復讐心を晴らし、満足した義朝

さらには天皇

こちらのコントロール下にある

清盛が京に戻ってくる

だけど大丈夫、と義朝は思っていました。


こちらは官軍、清盛は賊軍

こちらが有利である

 

されど
清盛が京に戻ってくる

直接対決の日が近づいている

と思われました

 

しかし、京に戻った清盛は

義朝と戦おうとしません

それどころか

平家一問の名簿
(めいぼ、ではなく当時の読み方は「みょうぶ」と読みます)

を義朝の上司である貴族、藤原信頼に差し出します。

 

 

当時

名簿を差し出すことが

どんな意味があるかというと

名簿を差し出す、イコール、服従します。

とゆうことでした

あなたの軍門に下ります。

とゆう意を清盛は示しました。


信西なき後

貴族のトップ藤原信頼に従うのが

道理であるとして

清盛が服従の意を示したことで

乱は終結したかに見えました。